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負担を軽くする

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早い発見が鍵

鬱の症状によっては、精神科や心療内科を受診したほうがよい状態があります。鬱で最も多い身体的症状が、睡眠障害で、眠らないと仕事に差し支えると焦り、もんもんと悩むこともあるようです。生活の乱れは、気分が落ち込んでしまうことが大きく影響しています。体を動かすことも億劫になり、食欲が低下することはよく見られる症状です。食べ物を飲み込めなくなったり、逆に、特定の物をむやみやたらに食べてしまったりすることもあります。また、食べられないという罪業妄想、お金がないからという貧困妄想に取り付かれる場合もあります。体重が減少するほど食欲が低下してきたが、内科などの医師からは異常がないと言われることもしばしばあります。これは誤診とは言い難く、医師の専門外であるがゆえに起こる診断結果です。もしも、頭痛やめまい、体のダルさや疲れなどの身体症状までが現れ、検査を受けても異常がなかった場合、そして、その傾向が長く続く場合は、精神科を受診することを強く勧めます。と言うのも、そのまま過ごしていて、気付いた時には症状がヒドくなっていた、と言うことが少なくないからです。精神科を利用する理由は、正しい診断を受け、適切な治療を受けることですが、生命力を高めること、日常生活を豊かにすることも上げられます。精神科や心療内科で鬱の治療が始まりますが、回復には周囲の人が大きな役割を果たします。家族がそばにいるだけでも、大きな意味をもつことがありますし、医師が話しを聞く姿勢を見せるだけでも、患者は安堵します。例えば、夫と幼い子供がいる主婦の場合、育児は応援を頼み、治療に専念させるのが有効です。一日中横になっていなければならない症状もありますが、家族に気を遣ったりして、休息がとれない場合には入院する方法もあります。治療環境の整え方は、ソーシャルワーカーに相談すればよいでしょう。生活環境を整え、病院を有効に使い、看病疲れを防ぐにも、入院することが理に叶っていることもあります。入院すれば、病気であることを周囲に理解してもらえ、かえって休みやすい状況をつくれることがあります。また、家族の悩みや葛藤が深刻で、家族自身が疲労状態や鬱状態に陥らないための対策にもなります。また、事実と異なることを信じ込む妄想も鬱病の症状ですが、もしも、家族が説明しても納得しない時には、一度医師から説明してもらいましょう。たったそれだけでも、患者は安心でき、心配がおさまることもあります。このように、家族と医師、病院を上手く取り巻くだけで、治療がスムーズに進んだり、回復が早まったりすることもあります。