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傷つきやすい人ほど

ナース

本人の心に寄り添う

鬱病を発症しやすい人というのは、傷つきやすく真面目で人の立場をよく考えられる人が多いです。つまり、真面目でやさしい性格の人ということになります。優しい人は、自分勝手ではありません。自己中で相手のことを傷つけても平気な人は、少なくとも抑うつの症状が出ないことがほとんどです。近年は、めまぐるしく変化する社会状況により、本来は心の病気にかかりにくいとされてきた人でも、症状が悪化し鬱病を発症する可能性も出てきています。しかし、心が傷つきやすい人の発症リスクが高いことには変わりありません。これは、生まれ持った特性というものではなく、むしろ後天的なものです。性格の形成過程で、発症しやすい性格が形成されるというパターンが多いです。ここで重要になってくるのが、親との接し方です。接し方というのは、しつけだけでなく、愛情やスキンシップも含めたものになります。人の性格形成の上で、親との関わり方というのは非常に重要で、心のキャパシティも決まってきます。最近は、ほめられすぎて育った人が増えており、その習慣が身についたまま成人した人は要注意です。こうしたタイプは、多少のことでも傷つきやすく、鬱病になりやすい性格になっている可能性が非常に高くなっています。鬱病の人にどのように接していけばいいのかというのは、なかなか難しい問題です。落ち込んでいる人がいるとき、もっとも難しいのは、鬱による症状なのか、単なる気分の落ち込みなのかの見極めです。これは、表面的にもわかりにくく、話をしていてもわかりません。なぜなら、仮に本人が病気だということを自覚していても、周囲の人間に、それを打ち明けようとしないことがほとんどだからです。加えて、周囲の人も人の心というプライバシーの問題に、ずかずかと入り込んでいきにくいということもあります。しかし、もし職場の人が、売り上げが伸びていない、仕事の効率が落ちているなど見受けられ、励ましや叱責を受けて、いつもと違う反応を示した場合は注意が必要です。たとえば、いつもは期日を守り、上司の期待に応えようと努力を怠らない人が、暗い顔をして、涙ながらに訴えるような変化がみられます。病前性格と鬱との因果関係は、正確には認められてはいません。ですが、真面目で几帳面、他人に気を使う人は、抑うつ症状が出やすいです。上司に無理難題を吹っかけられても、なんとかしようと無理をしすぎてしまいます。もし、ミスや仕事に集中できない状態が1か月以上続いているのなら、まずは、本人の話に耳を傾けてあげることが大事です。落ち込んでいる要因を聞いてあげることも大切で、まだ受診をしていないようなら勧めてあげることも重要です。